作品詳細
- 2010.7.30登録
- コミックラウドVol.1, No.1
- 18ページ
ノブナガール 第一話
時は15世紀。日本は戦国大名と呼ばれる武将たちが領地と権力を争う戦乱の世となっていた。そこに彗星のごとく現れたひとりの武将、織田信長は人知を超えた武力と知力によってまさに天下統一をなし得ようとしていた。
しかし、腹心の部下である明智光秀の裏切りにより信長は窮地に追いやられる。実は明智の背後には信長の野望を良しとせぬ「鬼」の存在があったのだ。「鬼」の企みとは何なのか！そして鬼に戦いを挑む少女「欄」とは何者か！今、時空を超えた「鬼との戦い」がここから始まる。
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松本太郎
作者｜プロフィール
ルター派の牧師、漫画家、シンガーソングライター。 漫画家としての略歴は1992年に講談社の「ちばてつや賞」で「シーソー」という準大賞を受賞し、週刊モーニングからデビューする。1993年という早い時期から漫画にCGを導入する。
コミックラウド編集部レビュー
【カンチ】
松本先生の作品はとっても不思議なんです。ベテランの域に達しているのにまるで新人漫画家のような初々しさが残る作風。これは何だ！と言うのが最初の印象ですが、読み進めると知らず知らずのうちに松本ワールドに引き込まれてしまうのです。
今流行の戦国伝奇ものかと思いきや舞台は現代に突入。最後にちょっとだけ登場するヒロイン「欄」の活躍が気になってしかたがありません。これからいったいどんな展開になるのか！ノブナガールの活躍に目が離せません！！
【はり】
やっときましたね！こういう戦国系で怪鬼系＆SF系ってありそうで無いんですよ。松本先生の独特な描写と日本を舞台にした世界観。リアルな劇画でもデフォルメでもないなんともニュートラルなグラフィックとの不思議なマッチングがツボにはまると思いますよ。ストーリー展開がまた、奇想天外！この先の展開が見逃せないですよ～
【松】
やはりジャパニーズSFは少しウェットな方がいい。鬼という存在もその一つ。西欧の悪魔に比べると、もう少し欲望や情念が人間のそれに近い感じ。日本の戦国時代と西欧の戦国時代にもそんな印象を持っています。
そういった湿度を近未来SFに持ち込んだ本作に期待！
